味噌と餃子の通販|青源味噌
HOME社長ブログ侃侃諤諤手前味噌 > 味噌で健康 -その歴史と科学-(1) 

味噌で健康 -その歴史と科学-(1) 

三年程前に「塩と健康」というタイトルで連載を担当していたことがあった。
ちょうど時代が「塩は毒」=「味噌もそれを含む分だけ毒」といった論調にのっている時で、いわゆる初期の減塩運動がさかんな時であった。
一部のお医者さんは真顔で「みそ汁はこの際飲まないに越したことはない・・・」などと患者さんに薦めたりしていた頃でもあった。
おりからの健康ブームの時代の風に乗って、諸病の根元たる「塩」の摂取習慣を根本から減らすことが「正しいこと」と考えられていた。
むろんいまでも過剰な摂取が良いというはずは無く、その点には今も昔もない。
ただ最近は当初の「減塩」一本槍から「適塩」の指導といった、
いわば対象となるひと、一人一人に目を向けたものになってきていることは大きな進歩と言えるであろう。
「味噌」「醤油」「漬物」を称して「塩害三悪」などという一方的な決めつけも影をひそめ、
それぞれの食品の利害損失を冷静に評価しようという風潮が出てきていることも、
真面目に健康的な食生活を考えていこうとする人々にとって大いに喜ばしいことである。
こういった今の時代にあって「塩」=「悪」といった世評に反論した以前の講評に反論した以前の論評に一応終止符を打ち、
今回からは更に前向きに「味噌」=「健康」というテーマを全面に押し出した内容で新しい連載を載せていくことになった。
題して「味噌で健康~その歴史と科学~」という前代未聞の壮大なるタイトルとなった。
「歴史」といえば「味噌」はざっと千年以上前にさかのぼることができる。
もともとは大陸から伝わったものであるからその前身ともいえる「醤」(ジャン)の歴史まで、となれば更に人類文明の歴史とともに語られる程である。
が、それはそれとして我国において現在も使われている「味噌」の文字が初めて登場するのは「延喜元年(901)」に成立した『三代実録』の中においてである。
そのくらい古い。「古い」ということは、これまでの期間日本人に必要を認められ、重宝され受け継がれてきた、ということであって、
それも千年を越える時代の変化を乗り越える時代の変化を乗り越えて評価を受け続けてきた事実は簡単に無視することはできないことである。
これは単に「おいしいから―」といった程度のものではない『何か』があるからであり、
それを古人は知って子孫に受け継いできたものであるはずである。
近年急に「味噌が身体に良い」といったことが断片的に取り上げられ、マスコミに載るようになってきた。
こうしたことはおそらく「先人の知恵」の中にもともと含まれていたものではないか―、
またそれらの「言い伝え」の類に、科学的実証が付与されつつあるのが今の時代なのではないか―、
その様に考え、味噌に携わる者として情報を整理してお伝えしたいと考えた。
味噌のポテンシャルの高さとその奥の深さは、日本人の歴史の中で育まれてきた無形の財産なのである。
次回からの味噌の「食」としてのすばらしさを少しでも理解していただけるよう、稿を進めることにしたい。

ページトップへ