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食育

「食育」という言葉が出来た。
食べ物の教育、あるいは、食べ物を通した教育といった意味である。
小学生のときから、学校で食べ物についてその成り立ちや働きなどについて学ぶことは、とても良いことである。
 そもそも食べ物というものが、いつでもどこにでも豊富にあって、しかもどれもおいしく、かつ安全である。
そういう状態は、永い人類の歴史の中で、ここ4,50年の日本やアメリカをはじめとする先進数カ国に見られる特殊な現象にすぎない。
 魚に骨があれば食べられない、栗の皮は剥いてあるし、果物は必ず甘くなくてはならず、野菜は古くなれば即捨てる。
これは世界から見れば異常な状態なのだが、現代の日本社会の仕組みがそのようになってしまっているから、
食物のその本来の姿を改めて教育する必要が出てきた。そこで、「食育」である。
 学校の教室で教科書を見ながら勉強することも多いようだが、「食育」の最たるものは、教室になど無い。
それは生産の現場である、畑であり、漁港であり、加工所や食品工場、また卸市場や外食チェーンの厨房などである。
 中でも大切な食育は、食べ物を自分の手で創り出す体験だろう。
農業体験は単なる労働作業体験ではなく、食べ物を創り出すプロセスを理解させる体験にしてこそ価値がある。
 当社の「手造り味噌教室」にも小学校からたくさん参加がある。
味噌用の煮大豆を食べてみる、米こうじを噛んでみる、自分の手で混ぜ合わせて仕込んだばかりの味噌を嘗めてみる。
いろいろな体験を経て、やがてそれが思いもよらない香り高いおいしい味噌になる。
 この驚きと感動が、食物に対する敬意を生むことになる。食べ物をいい加減に扱わない、大切にしようとする気持ちを育むことになる。
目の前にある食べ物は、本来もっと大切にされるべき貴重なものだと気づくことが、将来世界で活躍出来る、尊敬される日本人に育つ礎となる。
「エネルギー戦略から食料戦略へ」などという世界支配の謀略に日本が飲み込まれないためにも、「食育」は重要である。(A)

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