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塩と健康 その1

「成人一人当たり塩の摂取量は10グラム以下に―」
欧米に比べ日本人は塩分の摂取量が多い、それが原因で脳出血での死亡率が高いのである。
という見解をもとに厚生省が「10グラム」というガイドラインを打ち出した。
発表当時はさして大きな反響はなかったものが、
昭和50年代後半から盛り上がってきた「健康ブーム」に乗ってにわかに「塩⇒高血圧⇒脳卒中⇒死」の構図が浮かび上がって来た。
黒白はっきりしたがるのがマスコミの常で「白い毒薬」=「塩」という、ものすごいことに決定してしまった。
「食べずにすむなら食べない方がよい」「エスキモーは1日0.2グラムで平気だそうだ」「塩は暮らしの必要悪」「一杯やめれば一日延びる」……等々。
昨今になってこういった極端な話は少なくなってきたものの今なお「塩害」への潜在的恐怖は「常識」として定着してきている。
では、「塩」は本当に悪いか?
「悪い」とすれば①誰にとって②どんな風に③どの位摂ると「悪い」のか?
これには識者にもいろいろ説があり一概には言えないが、①については全身浮瘍性疾患、腎疾患、心臓病等の病歴のある人には確実に「悪い」。
先天性の高血圧要因を持った人、これは一旦血圧が上がるとなかなか下がりずらくナトリウムにも敏感だ。これにも「良くない」。
では健康な人にはどうか?たくさん摂れば良くないのは「塩」に限らず「枝豆」でも同じである。
適量(これの基準が難しいが)の塩が健康人にとって身体を蝕むものであるとは考えられない。
以降は医師から食餌制限を受けている人は対象からはずし、健康な人が「保健」の為に「塩」をどう考えるか、という点で話を進めよう。
②のどんな風に悪いか、については「血圧が上る」という点につきると思われる。
確かに「塩」を摂ると一時的に血圧が上る、が少したてば下がるのである。
運動をすることによって心拍数も呼吸数も増えるし、血圧も上るが、だから心臓病になることはない。
甘いものを食べると血中の糖濃度は上るがじき下る、下がらないのは病気のせいで砂糖のせいではない。
血圧というものは、生体の必要に応じて上げるものである。
血中のNa(ナトリウム)は筋肉の緊張、神経の興奮をもたらすが、これは人間生活において必要かつ重要なことでこれの無い人を「ボケ」という。
要は「ぱなし」が恐いのである。必要に応じ上ったり下がったりする。緊張と弛緩、これのバランスの良いことが「健康」と言えるのである。
体重40㎏の女性がいる、80㎏の男性がいる、どちらも「健康」どちらも「塩は10グラム」というのは大雑把すぎる。
が、枝豆のたとえを引くまでもなく「極端な摂りすぎ」が健康のバランスを悪くすることは当然である。
が、ここでは極端な「とらなさ過ぎ、恐怖症」も同様に健康のバランスをくずしていることを強調しておきたい。(つづく)

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