特集 みその挑戦

「お味噌はお味噌汁のもと素」というイメージは、現代人の食生活の中で次第に定着してきています。
「味噌」を「調味料」という食品分類で呼んでいる方は多いのですが、その実、「他の食品にうまい味をつけるもの、味を整えるもの」という「調味」本来の意味で実際に利用している方は少ないのが現実です。
「味噌」は「砂糖」や「塩」「醤油」等と同じ「調味料」なのです。それも永い歴史をもち日本の風土の中で日本人によって利用され改良されてきた「日本独得の伝統調味料」なのであります。今この点を見なおす時、いろいろな用途発展が考えられます。「いにしえ古の知恵」に学ぶもの、現代だからこそ生まれてきた新用途、いまだ解明されない神秘的ともいえる有効成分の数々……。「味噌」は限りない可能性を秘めた「素材」として、今、注目されてきています。

「特集」として今号は、『味噌の挑戦』をとりあげてみました。味噌=味噌汁のもっていた「既成概念」から飛び出しまったく新しい視点で「味噌」をとらえ直してみます。

ここに取り上げたものはすべて実際に我々が試作をして、「価値のあるもの」と判断したものです。ただいたずらに「奇をてらった」ものではないことをあらかじめお断りしておきます。

さあごらん下さい、味噌の力を!、さあ驚いて下さい、味噌の神秘に!。そして味噌の持つ秘めたる値打ちのいくぶんかを認識していただければ、この特集は成功です。

「味噌」は「挑戦」します―。



挑戦1味噌フレーバーアイスクリーム

「このアイスクリームいかが?」
一口で味噌入りとわかった人は、すばらしい……?!

アイスクリームに入れる香料に味噌を使いました。不思議にミルクの香がひきたち、「コク」が出てきます。自家製アイスクリームを作ろうという時、是非一度お試しを!。「こくがあって、キレがある」と、どこかで聞いたせりふ詞ですが、まさにそれといえます。ただし味噌は、白味噌で塩分の少ないものがベター(塩分5%以下)また、味噌によって甘さもひき立ちますから、お砂糖は少なめになります。

みそアイスに、ゆずのトッピングはいかが??…


挑戦2アロエの味噌漬と味噌

近ごろの健康ブーム、回りを見わたすと、どこかの庭先に顔を出してるアロエ君。そう、あのトゲトゲの葉。この増えすぎたアロエどうにか食べてやろうというのが、この味噌漬。『医者いらず』『百薬と長』といわれているけどそのままでは、かなり苦い。もっとも味噌漬にしてもやっぱり多少は苦い。でもずいぶんやわらぐから、薄切りにしていただけます。何より良いのは残った味噌の「アロエ味噌汁」アロエエキスがたっぷりだからこれで「しじみのお味噌汁」なんて、ハンパな健康食品顔まけのすばらしさ。

味噌汁をどんどん飲んで

どんどん健康!!


挑戦3味噌歯みがき

なぜ歯みがきまでが味噌なのか…?。理屈はさておき、一度つかってみて下さい。

使用感さっぱり。香りさわやか「日本人の朝」にぴったりです。塩入のはみがきがあるのだから味噌入りだってあってもおかしくない。「塩が歯ぐきをひきしめます!」ならば、味噌も同様。さらに味噌には、昔からヤニ取りの効果もあることは「知ってる人は皆んな知っている。」ことなのです。(きせる煙管についたヤニを取るのに、みそ汁を使用した話等)ニコチンの害に対する味噌の効用も言われて久しいことです。「たばこ」をお吸いの皆様、個性的なオリジナル歯みがきをつかってみてはいかがですか?色々な味噌あじ味を楽しむことが出来ますが、ただ「こうじ糀みそ」だけは、いけません。粒がブラシにはさまるとやっかいだから……。


挑戦4減塩味噌入りみそっぷヨーグルト

「エッ、味噌にヨーグルト?」なんて声が聞えそう。しかし、これがこくのあるおいしいヨーグルトなのです。味噌の「塩っけ」だってほとんど気にならないしすっぱいヨーグルトが苦手で、ついダイエットしてるのに…お砂糖入れすぎちゃうって方にもお勧め出来ます。味がマイルドだし、味噌に含まれてるわずかな塩分との相乗効果で、ちょっぴりのお砂糖でも甘く感じるのです。その他にも、体にいい事いっぱい。ヨーグルトの乳酸菌は有名だけど味噌にだって乳酸菌や酵母など生きた微生物が何百種類もあるのですョ。これらは、生きたまま腸の中でめざましく活役します。みそっぷヨーグルトで、お腹も元気!素肌いきいき!!


挑戦5低カロリーみそりんごジャム

「低カロリー」を求める声に応えて「低カロリーみそりんごジャム」登場。

ジャムと聞いてまず、イメージするのは「甘い!」ではありませんか?そのために敬遠される方も多い事でしょう。が、しかし、このみそりんごジャムは、安心です。糖分はひかえめその上、みそが加わり栄養満点。えっ、みそが入っているならしょっぱいのではないかって…まだそんな事言ってる。それが反対で、みそが入る事によって甘さが強調され、その分、砂糖の使用量が減らせるわけです。故に低カロリージャムなのです。

作り方は簡単、りんごと砂糖、減塩みそを煮つめてレモンを少々。

朝はパンだし、みそ汁を作る時間もないという方には「朝一番のヤル気の素」=「味噌」を使った低カロリーみそりんごジャム、是非、お試し下さい。


挑戦6ニュータイプみそ汁カレー味

ある日、ある人が、カレーとみそ汁を作ろうとしていた。しかし、でき上がったのはカレーの入ったみそ汁だった…。このミステリアスなドラマが生んだニュータイプ味噌汁。

まず、だし汁の入った鍋にじゃがいもを入れ、ゆで加減をみながら玉ネギを入れます。(み実はなんでもいいんだけど、今回はカレーっぽく)実が柔らかくなったところで、みそと市販のカレールウを少し加えます。「ルウ」の分量、甘辛はお好み次第。ほんの少し「隠し味」から「みそカレー」と、言われる程まで御自由に!!これで、いつもと違う新しい味の味噌汁ができ上ります。

「みそ」と「カレー」本当に合うのかなーと思っている人、勇気と決断をもって挑戦してみて下さい。「だまされないゾ」とか「気持ちワルゥ~イ」と、思っているあなた、一度作ってみて下さい。新人類の為のニュータイプみそ汁―。「とってもエスニック!」なのです。


挑戦7玄米麹味噌パック

お味噌は食べてるだけじゃもったいない。パックにだって挑戦しちゃうのです。顔がヒリヒリしちゃいそうなんて心配の方、あの歌を思い出して下さい。「♪かァさんが夜なべェーをしてェー」っていう…。あの母さんは、「あかぎれ」に「生ミィーソすゥりこむゥ~」んですよ。味噌に含まれる数々の不飽和脂肪酸や油分が効いたのでしょうね。とはいっても今どきのこと、塩分は気になります。塩分はしっかり0.9%(身体の中の塩分限度)以下に抑えています。又、玄米は、もみを取り除いただけで精白していないお米の事だから、胚芽部がしっかり残っていてビタミン類やミネラル、油脂分がたくさん含まれています。そこに味噌の酵素も加わって神秘的(?!)な効果が…。昔からの知恵を新しい形で利用する「味噌パック」。ベースは、小麦粉と卵の洗顔タイプのパックです。

「お米のヌカ糠は肌がきれいになるョ。」っておばあちゃんが言ってたけど「経験は科学を越える!」かもしれませんネ。