味噌汁のだしにもひと工夫
皆さんは、味噌汁を作る時どんな所に気を配りますか?
味噌や具を選ぶときは、いいもの、新鮮なもの、と気を使いますが「だし」については案外、
風味調味料などで簡単に済ませていませんか?
本によると「鰹節と昆布を使って、最後に布巾で漉して…」とありますが、
実際にその通りにやってみたら、さすが天然のだしはすっきりしていて、素材の持ち味が十分生かされ、
美味しい味噌汁が出来上がりました。
が、これを毎日やるとなると、面倒くさい一言です。でも、せっかく美味しい味噌汁や具を選んだのですから、
だしもしっかり取って美味しい味噌汁を食べたいものです。
毎日のことですから、もっと簡単に天然のだしを取る方法をご紹介しましょう。
丸節の鰹を使わなくても、市販の鰹節や煮干しでも缶に入れて冷蔵庫に保存すれば風味は長持ちするので、
これで充分です。だしを取る際も、布巾で漉す所を網ですくってしまえば、ひと手間減りますね。
それでも面倒な時は、最近ではティーパック式のだしもあるので、これならもっと簡単です。
鰹節や煮干粉などをそのまま一緒に食べてしまう方法もありますね。
さらに、これに昆布だしを合わせると一層旨味が増すのですが、昆布を用意するのも大変です。
そこで一工夫!
よくあるグルタミン酸系の化学調味料を一振りすれば、
鰹節や煮干しの旨み成分のイノシン酸と手を結び、相乗効果で旨味が一気に増します。
本来なら本格的な天然だしで作るのが一番ですが、ちょっとした工夫で天然のだしも手軽に取る事ができ、
美味しい味噌汁が簡単に作れるのです。