今年も1年間、青源味噌をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
振り返れば、今年も青源には新しい風がいくつも吹きました。
発酵食品を身近に感じて、その素晴らしさを知っていただきたいと、青源本店では新規教室が続々開講。
青源初となる3日間の本格コース「麹づくり体験教室」は、職人とともに麹室で一から麹を醸す全国的にも珍しい取り組みで、県内外から多くの方にご参加いただきました。
ふかした米に舞い降りた麹菌が、菌糸を伸ばしながら自ら発熱し、米麹となるさまを赤ちゃんの「出産」や「誕生」と重ねる方も多く、発酵食品が「生きている食べもの」だということを、五感を通してお伝えできる貴重な機会となりました。
幅広いライフスタイルに合わせた夜間の味噌仕込み教室もスタート。身近な発酵食品の作り方と活用法を学べる「発酵体験LABO」も人気を呼びました。
出張味噌仕込み教室を通した食育活動にも精力的に取り組みました。自分の手で、麹と塩を混ぜ、大豆をつぶす感触を確かめながら「おいしくなりますように」と仕込んだ世界にふたつとない手前味噌。机上で学ぶだけではなく「体験すること」のすばらしさ。子どもたちの生き生きとした目の輝きが何よりも印象的でした。
一方、県内のベテラン味噌職人が腕前を披露しあう「栃木県味噌鑑評会」には、青源の若手職人が初挑戦。試行錯誤を重ね、愛情を持って育てた味噌は見事、金賞と入賞に選ばれました。
そんな職人たちが味噌造りに励む「青源しもつけ工場」。今年は工場直売が始まり、秋のイベントも大盛況となるなど、移転から3年、「地元のお客さまの健康のお役にたちたい」との想いは、地域に着実に根を張っています。
県都の玄関口・JR宇都宮駅の駅ビルパセオ「みやげん」「味噌と餃子の青源」にも大変多くのお客さまに足を運んでいただき、誠にありがとうございます。
青源味噌は来年、創業400周年を迎えます。
時代を越え、400年の歴史を紡いでこられたのは、お客様方のご愛顧の賜物とひとえに感謝申し上げます。
来年の400年記念イヤーは、お客様への感謝を込めて、そして未来に向けた飛躍の礎となるような、さまざまな企画を準備中です。
お客様の健康に貢献し続ける企業を目指して。伝統的な発酵技術を守りながら、新たな挑戦を重ねていく。そして変わり続けていく。
「挑戦を続ける400年の発酵屋」
青源味噌を新年もどうぞ、よろしくお願いしたします。