9月9日、宇都宮市のゆりかご保育園で、味噌仕込み教室を開きました!
参加してくれたのは、年長クラスのおともだち25人です。
担任の先生によると、休み明けの月曜日は、一週間の中でも一番に元気いっぱい!とのこと(笑)
おともだちとどんな楽しい時間を過ごせるのか、青源スタッフもわくわくして園の門をくぐりました。
はじめは「おみそのおはなし」です。お味噌は、どんな材料でできるの?おいしいお味噌になるためには、どんなことが大切なの? お味噌のことを分かりやすくお話します。
「実は、お味噌は生きているんです」という説明には「えぇー!」「生きてるの?」と、あちこちで驚きの声があがりました。
まさか、お味噌が生きものだなんて思いもよらなかったことでしょう。
「目には見えない小さな小さな微生物たちが、みんなが混ぜたものを、お味噌にしてくれるんです。だから、大切だなぁと心を込めて混ぜてくださいね」
初めて出合ったお味噌の真実。子どもたちのお味噌へのまなざしが変わった瞬間かもしれません。
楽しく学んだ後は「お味噌博士」の登場。グループごとに仕込みが始まりました。
5人1組になってボールの中に手を入れ、力を合わせて麹と塩を混ぜたり、蒸したての大豆をつぶしたりします。
先生がお話していた月曜日の元気、ここで全開!(笑)笑顔いっぱい、かけ声いっぱい。小さな手を使って、五感をフル活用して一生懸命にお味噌を仕込んでくれました。
初めて体験する麹のにおいが気になったり、手で混ぜることをちゅうちょしたりするお子さまもいましたが、「だんだんと慣れて、気づけば夢中になっている様子がほほえましかったです」と青源スタッフ。
材料を混ぜただけの“お味噌の赤ちゃん”をちょっとだけ味見。「しょっぱい!」
ランチルームには「おいしくなあれ!おいしくなあれ!」と掛け声の輪が広がり、響きました。
「これが本当の食育ですね。この子たちはコロナ禍でいろいろな体験をできずに育った世代です。もしかしたら、この教室がきっかけになって、将来味噌づくりの仕事をしたいという子が出てくるかもしれない。それほどに子どもたちにとって体験することって大きなことなんです」と担任の先生。
この日、仕込んだお味噌は、青源が大切に保管し、卒園前の来年2月にできあがる見込みです。
5つの樽で仕込みましたが、それぞれに力の入れ方や混ぜ方が異なるため、5通りのお味噌ができることでしょう。当然ながら、どこを探しても売っていない世界にたった一つ、ゆりかご保育園のおともだちだけの特別なお味噌です。
おともだちの応援に駆け付けた青木敬信社長は「みんなが、おいしいな、楽しいなと思って、おいしくなあれと声をかけてくれました。目に見えない生きものが、これからがんばって、みんなの気持ちにこたえて、おいしい味噌にしてくれます。おみそのこと時々思い出して、また会えるのが楽しみだなぁと思ってください」と呼び掛けました。
来年2月の開封式まで約5カ月間。秋を越えて、そして春を前に、樽の中のお味噌の赤ちゃんは、どんな風に育って、どんな姿で再会できるのか、今から楽しみですね!
宇都宮市役所近くにある青源本店では、親子向けの味噌仕込み教室も開いています!
日時や内容など、詳しくは青源インスタグラムをご覧くださいね!