味噌や甘酒といった青源の発酵食品づくりに欠かせないのが、麹菌や乳酸菌など目には見えない、さまざまな微生物たちの存在です。
来年創業400年を迎える青源の歴史は、そんな微生物たちとともに歩んできた「協働」の歴史でもありました。
2021年3月、味噌造りの現場が宇都宮市中心部の三番町から下野市の工場に移ってからもずっと、微生物たちとの歩みは続いています。
そうした中、工場内に棲む微生物たちの調査が今月、青源の品質管理課によって下野工場で行われました。
麹室から仕込み場、醸造庫など合わせて6カ所に検査キットを配置。
5日間培養した後、電子顕微鏡での観察が行われました。
麹室で検出されたのは、もちろん麹菌です。顕微鏡をのぞくと、菌糸がからみあい、簡単にはほどけず、命がみなぎる様子が映し出されていました。
調査では微生物の種類や、棲息している量などを確認し、製造・管理に役立てます。
お客さまに安心して召し上がっていただける、安全な味噌、発酵食品を造るために。
品質管理課は、定期的な調査を続けていきます。