21代目社長と社員でつくる! 400年の発酵屋ブログ
2023.1.30

乳がんと味噌の関係

癌の中でも「乳癌」は女性にとってとても注意すべき気になる癌の一つです。各自治体も検診率の向上、早期発見をうながす運動を展開しています。

そこで、味噌です!

 「味噌汁をよく飲む女性は、乳癌にかかりにくい」という研究結果が公表されています。

1990年から10年間にわたり、岩手、秋田、長野、沖縄各県の14市町村に住む40歳から59歳までの女性約2万人について厚生労働省が行った疫学調査の結果です。

それによると、味噌汁を一日に1杯未満の人(ほとんど飲まない人)に比べ、一日2杯以上飲む人は0.74倍、3杯以上の人は0.6倍と、明らかな違いがあるのです。

  もちろん健康にはバランスの取れた食生活が基本ですから「味噌汁を飲む」という食事はご飯を中心とした和食で野菜を始め自ずと食材の種類も増え、消化吸収の良い日本人の体質にあった食卓になっているのでしょう。

 日本ではかつては乳癌というのは欧米に比べそんなに問題になっていませんでした。

ここでも食生活の安易な欧米化=貧食が問題なのかもしれません。

 ともあれ味噌汁というお料理は、一見粗食に見えて実は簡単に作れて栄養価も高くその上安いという優れものですが、さらに乳癌にも卓効があるとなれば、まさに「女性の味方」といえますね。

 インスタントでなくて、生の味噌からお鍋でちゃんと具材を煮て作りましょう!

 

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