
古くから、私たち日本人の暮らしは微生物とともにありました。
1300年以上、時代を越えて食べ継がれてきた味噌も、その一つ。
麹菌や酵母菌、乳酸菌などの微生物の働きなくして、味噌という食べ物は生まれません。
目に見えない、物も言わない彼らですが、私たちの暮らしや健康において、かけがえのない存在なのです。
そして、江戸前期の寛永2年、宇都宮の地に産声を上げた青源。
青源もまた、400年にわたる味噌造りの歴史を微生物とともにつむいできました。
私たちに「発酵食品」という自然の恵みを授けてくれる、微生物たちの働きに感謝して。
発酵食品を食べることの本質は、生きているものをいただくということ。
だから
「微生物が生きている発酵食を、おひとり、おひとりの毎日へ届けたい」
青源の変わらぬ想いをカタチにした場所が「青源本店」です。
青源本店は2021年5月にオープンし、今月3周年を迎えました。
5月18日(土)には、日ごろのご愛顧に感謝して「青源祭」が開催されます。
世の中には今、発酵の役目を終えた微生物を失活させ、流通や販売の利便性を高めた“発酵済みの食品”があふれています。
そんな時代だからこそ、日本人が古くから当たり前に食べていた発酵食品本来のおいしさをお届けしたい。
青源本店は発酵をつかさどる微生物が生きたまま、酵素の活性がある味噌や甘酒、塩麹などの発酵食品を、試行錯誤しながら「生きたまま」ご提供しています。
これは日本人が幾代にもわたって守り続けてきた発酵文化の価値を追求し、伝統的な発酵食品をこれから先の時代に残していくための青源の「挑戦」でもあります。
これまでもこれからも、お客さまの暮らしを「楽しく」「美味しく」「健康に」をモットーに。
4年目を迎えた青源本店を今後もどうぞよろしくお願いいたします。