21代目社長と社員でつくる! 400年の発酵屋ブログ
2025.10.8

一汁一菜に宿る食の原点 青源400周年記念の発酵アレンジ教室

10月7日、青源本店にて「発酵アレンジ教室」を開催いたしました。

今回は、青源創業400周年プロジェクトとのコラボレーション企画!「ケの食事」の大切さを改めて見つめ直す教室となりました。

当日は、青源本店メニュー開発主任・坂寄悦子が講師を務め、土鍋ごはんの炊き方や出汁の取り方といった「ケ」の食事の基本を、実演を交えてご紹介しました。

新米の土鍋ごはんと、丁寧にとった出汁で味わう“一汁一菜”

ご用意したのは、炊きたての新米ごはん、アサリと卵、春菊のお味噌汁、ぬか漬けや白菜漬けのおしんこなど、一汁一菜の献立。

決して華やかではないかもしれませんが、心と体に染みわたる、どこか懐かしい味です。

参加された方々からは「土鍋のご飯って、こんなにおいしいんですね」「お出汁がすごくきいていて、お味噌もおいしい」といったお声もいただきました。

 

発酵は、スイーツにも。6種の「発酵スイーツ盛り合わせ」

教室の後半には、発酵食品を使ったオリジナルスイーツもご提供しました。

◇発酵あんこのシュークリーム

◇みそ生キャラメル

◇かぼちゃのスコーン

◇さつまいものアイス

◇マロンムース

◇青源オリジナル発酵スイーツ(先行試食)

全6種類の目にも華やかな盛り合わせ✨

発酵食品を活かしたやさしい甘みと、深みが調和したデザートに、参加者のみなさまも驚きと笑顔を浮かべていらっしゃいました。

 

なぜ、いま「ケの食事」なのか

日本には、「ハレとケ」という言葉があります。
「ハレ」は祭りや祝いの特別な食事、「ケ」は日常の食卓。

便利で派手な加工食品に囲まれる現代だからこそ、静かで滋味深い「ケの食卓」が、私たちの体と心を整える鍵なのではないか。そんな想いから、この教室は生まれました。

私たち青源は、今年創業400周年を迎えました。
日本人の食文化とともに歩んできた400年の中で、“発酵”がいかに人々の健康を支えてきたか、そしてこれからどんな可能性があるか──

それを、美味しく、楽しく、学びながら感じていただく時間になっていれば幸いです。

 

「身土不二」の旗印と、青源のこれから

「身」と「土」は切っても切り離せない関係です。
私たちは、その土地で育ったものを食べることで体をつくり、健康を保ってきました。
ぜひ、以下の記事もあわせてご覧ください。

社長ブログ「命の本質は『身土不二』にある」を読む

 

おわりに

青源味噌は今年「つなぐ」をテーマに、さまざまなプロジェクトを展開しています。
発酵の力、日本の食文化の素晴らしさを、次の世代へと手渡していくために。

次回の発酵アレンジ教室は、11月28日(木)10:00〜11:30を予定しています。

ご興味のある方は、どうぞお気軽にご参加ください。
日常のごはんの中にある豊かさを一緒に味わいましょう。

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