日本人の知恵の結晶である「味噌」を使った代表的な料理といえば「味噌汁」です。
こんな結構な食べ物はない、という世界に誇るべき「味噌汁五徳」を紹介します。
一徳 栄養価値が高い。
現代はただカロリーがあることを「栄養がある」とはいわない時代である。
味噌汁には健康に欠くことの出来ない必須微量栄養素(鉄分、ヨウ素、カルシウム、マグネシウム等)や必須アミノ酸が含まれ、またそれが加熱によって消化吸収の良い形になり、その煮汁も含め野菜、海藻、魚介類が摂取できる。
二徳 みんなが好き。
料理である以上「おいしくない」では話にならないが、味噌汁の場合は更に「広くみんなに好かれている」という大きな特徴がある。
ごはんの時の味噌汁は誰が飲んでも美味しくて喜ばれる。全日本人が食べ続けている食品はやはり「おいしいから」だろう。
三徳 簡単に作れる。
おいしい料理、栄養価値の高い料理は世の中には他にもたくさんあるだろう。
しかし味噌汁ほど「簡単に作れて」ということになるとやはり味噌汁に軍配が上がる。
毎日の生活の中でどんな材料でも使えて手間がかからないことは大きな特徴である。
四徳 飽きない
ステーキと味噌汁はどちらがうまい?と尋ねられれば「ウーン、ステーキ!」ということになるかもしれない。
しかし「じゃあ、今日から毎日朝晩ステーキ」といわれればこれは困る。
しかし味噌汁は困らない。毎日続けて食べられる食品というのは価値が高いといえる。
五徳 安い
美味しく食べられて栄養もある。すぐ出来るし、飽きもこない。こんな良い食品でも一食千円もかっかったのではやっぱり問題だが、その点味噌汁は一杯10~20円!!これ程のハイパー食品、それが日本人が生んだ味噌汁なのです。